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池田昂一郎/電子?情報工学科3年?

今回、私が台湾に滞在した期間は、9月14日(水)~9月24(土)の11日間である。コアスケジュールは、9月17日(土)~9月22(木)といったスケジュールである。

〇 コア前

私にとって、海外に行くことは初めての経験である。飛行機にのるまでに、いくつもの手続きがあることを初めて知った。台湾に到着して、驚いたことは、バイクの多さである。また、日本では、一人乗りが基本であるが、台湾では、3人乗り、4人乗りの方が何人も見ることができる。また、トイレットペーパーをトイレに流せないことを知り、日本の下水処理システムは素晴らしいことに気が付いた。

〇 1日目(9月17日)

この日は、コアスケジュール初日である。僕たちは、台北に来て4日目になる。私は、現地の人に間違えられるほど現地化しているようだ。この日は、先生方とホテルで落ち合ってから台北101に向かう予定である。台北では公共交通手段がしっかりしている。特に、電車に関して言えば、不便に感じることは一切ない。料金も安く、高くても40元、日本円に換算すると120円程である。電車のシステムも異なる。台湾では、切符の代わりにプラスチックのコインを用いている。その中にはICチップが含まれており、プラットホームに入るときは、改札口にタッチすると入ることができ、出る時はそのコインを改札口に入れるといった方法を取っている。ここで、日本で使用されている切符は最後どこに行くのか気になった。台北101に着いたが、生憎の雨により展望台に上ることは断念した。

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〇 2日目

台北最終日、初めに忠烈祠に向かった。ここでは、毎日正時に、衛兵の交代式が見られる。台湾では徴兵制度があり、男性は軍隊に入隊することになっている。台湾の男性は、この行事で精神を鍛えられるのだなと思った。忠烈祠を後にし、孔子廟に向かった。ここは、学問の神様である。孔子が祀られている神社である。建物を訪れると松島先生の話はとても面白い。建物についての解説、歴史的背景を教えてくれる。松島先生みたいな物知りの先生に憧れる。

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台北を離れ、嘉義に向かう。嘉義には北回帰線標塔がある。北回帰線より南は熱帯、北は亜熱帯となっている。嘉義に到着、日差しに関しては日本より弱い気がするが、とにかく湿度が高い。これが熱帯である。今日の夜ご飯は、ルウロンファンである。肉そぼろかけご飯である。台湾はご飯がおいしいということで、私はすべておいしくいただいたが、人によっては苦手な物があって苦労していた。

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〇 3日目

今日は、嘉義大学のランタンキャンパスで、念願の交流会がある。最初は英語で短い会議があった。コメントを求められた時は少し緊張したが、英語での会話が慣れてきているのか、うまく喋れた気がする。会議の後、大学の研究室を訪問することになった。自分の専門である分野の研究内容ですら、まったくわからなかった。まだまだ勉強不足である。一つ上の先輩は、話が分かっているようであった。4年生になった時には、先輩を超えれるようにがんばる。VRの研究をされている研究室もあった。VRを用いて野球ができる。私は、初めてVRを経験することになった。誠に見事である。本当に野球場にいるようである。バットの動きは、右手で持ったデバイスがスイングを感知するものである。私は、バットを両手で握ろうとするのだが、左手は空気しか掴めなかった。嘉義大学の学生の方と交流会が始まった。嘉義大学との交流会は、次のスケジュールが迫っていたので、十分な交流ができなかったが、与えられた時間でみんな積極的に交流していた。

〇 4四日目

今日のスケジュールは、日本の会社である「ダイフク」を見学したのちに、鳥山頭ダムの見学、そして、嘉義大学の学生と夜市に向かうという予定である。

台湾ダイフクの事業は、物流運搬の設備を他の企業に提供している B to B の会社である。B to B の会社を訪問するのは初めての体験であった。顧客が企業であるため、一般の人にはあまり認知度が高くないが、業界の中では有名であるそうだ。 台湾ダイフクでは、様々な技術が必要とされている。マイコンなどを他の企業に委託するのではなく、自分たちの技術で作成する。それは、アフターサービスをしっかり行うためである。もし、委託した会社のサービスが終われば、台湾ダイフクもサービスを終えないといけないからだ。実際の作業現場も見学することができた。工場用のクリーンルームに入ることができた。慎重な作業、丁寧な仕事をされているのだなと思った。

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次に、鳥山頭ダムを訪れた。このダムは、八田與一という日本人が作ったダムある。このダムのおかげでこの周りの農家の暮らしは一変し、暮らしが豊かになった。驚くべきことは、このダムの作りである。自然に悪影響がでないように考慮され、大きな石と砂利、泥できており、それで水を塞き止めている。私は信じることができない。どれほどの力が塞き止め箇所にかかっているのだろう。松島先生曰く、この技術は100年程前に確立しているそうだ。

ダムを後にして、私達は、嘉義大学の学生と夜市にいった。色々なことを教えてくれた。台湾では、夕ご飯をほとんど外食で済ませるそうで、私が料理をしていることを言うと驚いていた。夜市では食べながら歩き回った。麺を食べながら歩いたのは初めてで、すごく食べづらかった。

〇 5日目

この日のスケジュールは、故宮南院に行った後に、嘉義大学と交流会である。私が美術館に行くのは、おそらく人生初であろう。ここでも松島先生の授業があり、建築物への興味がより一層わいてきた。故宮南院では、台湾の有名な白菜を見ることができた。最初見た時、何がすごいのかさっぱりわからなかったが、ずっと見ていると分かってきた気がする。展示品の説明は、中国語と英語で書かれている。英語の説明を理解して、展示品を実際に見ると勉強になった。

博物館の後、嘉義大学の学生との交流会では、前回の交流会とは異なり時間が多くあったので、親密な交流ができた。こちらの出し物も何とか成功して、とても楽しい時間を過ごすことができた。交流した嘉義大学の生徒の中には1年生もいて、1年生から積極的に交流している姿を見て、自分も負けてられないなと思った。

交流会の後に、夜ご飯を嘉義大学の学生と食べて、夜市に行った。嘉義大学の学生がバイクに乗せてくれ、嘉義市内で一番大きな夜市に向かった。夜市では、射的、ストラックアウトなどがあり、毎日お祭り状態である。海外の人との会話や交流により、とても充実した時間を過ごすことができた。

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〇 まとめ

台湾には、色々な国から来た人が沢山いる。台湾訪問中でも、様々な国から来た学生と出会うことができ、いろんな会話をして、多くの文化、言語に興味を持つことができた。この協定校訪問を通して思ったことがある。「色々なことに挑戦しよう。 挑戦できるのも、失敗が許されるのも若いうちだけ、失敗は成功の母だから」

最後に、この協定校訪問を支えてくださった、垂水先生、松島先生、坂本さん、Jason先生、嘉義大学の先生方、また、嘉義大学の学生、協定校訪問のメンバーに深くお礼申し上げます。