2024年6月24日にOrtwin Renn教授（シュツットガルト大学名誉教授、サステイナビリティ研究所前所長）と岡田憲夫教授（京都大学名誉教授）をお招きし、国際交流会を開催しました。リスクの社会科学的研究を世界的にリードしてきたRenn教授からは「Coping with Policrisis -The Concept of systemic risks?and contribution to risk management, communication and public involvement」というタイトルで、複数の危機が同時多発的に発生するような現代のリスクを理解するために、システミック?リスクの概念について解説していただきました。さらに、本概念を用いたリスク管理技術の向上、コミュニケーションや市民参加を通じたより良いリスクへの対処に関して、これまでの研究成果を集約した大局的な見方や処方箋を提示してくれました。本内容に関して、岡田憲夫教授からは「How can we interpret and apply this innovative methodology to our Japanese cases?"」というタイトルで、本学の学生向けに日本語に切り替えて解説をしていただきました。その後、参加者も含めて、AIがもたらすシステミック?リスクや人口減少のリスクを題材に活発な議論がなされました。教員?学生共に新鮮な概念に触れ、視野を大きく広げる機会になりました。

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