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ホーム > 研究?産官学連携 > 研究室紹介 > 建築?都市環境コース > 吉田研究室[環境改善/修復、構造物の維持管理、地震や災害に強いまちづくり]

吉田研究室

キーワード
環境改善/修復、構造物の維持管理、地震や災害に強いまちづくり

 吉田研究室では、環境改善/修復、構造物の適切な維持管理、地震や災害に強いまちづくりを念頭に実験から数値解析まで、幅広く研究を行っております。具体的には以下の通りです。
【環境改善/修復】
 福島第一原子力発電所の事故によって撒き散らされた放射性物質、特に、半減期が比較的長く(約30年)かつ大量に放出された放射性セシウムやストロンチウムの地圏あるいは水圏からの除去や、東京?豊洲においても問題となっている重金属類によって汚染された土壌や地下水の浄化をテーマに研究を行っています。特に、放射性物質の除去方法ならびに有害物質を吸着する吸着材の開発においては特許を出願中で、全国的にも唯一無二の研究を推し進めております。
【構造物の適切な維持管理】
 高度成長期に建設された構造物が更新の時期を迎えようとしています。しかしながら、これらを全て更新することは財政的に困難であることから、既設構造物を延命化するとともに、新設構造物の長寿命化を行い、補修?更新費用の最小化を図る必要があります。既設構造物の延命化については、構造物の現況を適切に把握する必要がありますが、それには、構造物への影響が少なく、かつ、精度の高い検査技術が必要となります。本研究室では、こうした検査の精度向上に関する研究を行っております。
【地震や災害に強いまちづくり】
 政府の地震調査委員会は、南海トラフにてマグニチュード8以上の地震発生確率を今後30年以内で60~70%と予測しており、こうした地震が発生した場合、高松でも他人事ではありません。従前は,ハードを中心とした強いまちづくりが提唱されておりましたが、近年ではそれに加え、ソフト分野における強靭化(レジリエンス)が提唱され、避難政策や事業継続等の重要性が説かれております。本研究室では、都市全体に地震波を入力して複数の建物の揺れを調査し、建物の損傷等が避難経路に及ぼす影響を、また、津波や高潮による浸水が避難経路に及ぼす影響を調べています。さらに、こうした解析を受けて避難シミュレーションを実施し、地震や災害に強いまちづくりの検討を行っております。

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?電気泳動法を用いた土壌浄化試験

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?津波襲来時の高松中心市街地の浸水状況(津波遡上開始100秒後)