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博士前期課程 信頼性情報システム工学専攻1年 多田潤矢

博士前期課程 信頼性情報システム工学専攻1年 多田 潤矢

インターンシップ期間: 5ヶ月間
インターンシップ受け入れ協定校: サボア大学(フランス)
インターンシップ先: LISTIC Laboratory (Polytech Annecy-Chambery)

私は国際インターンシップとして、フランスのSavoie大学Polytech Annecy-Chamberyにて5ヶ月間の実習を行いました。実習内容は、Naoロボットを用いた話者認識システムの開発でした。話者認識とは、音声データから特徴量を導き出し、“誰が、何を“Naoロボットに向けて話しているか認識することです。今回の実習内容は自分の研究とは全く異なる分野であり、初めはうまく研究を進めることが出来ませんでした。しかし担当教授であるEric Benoit先生の丁寧な指導や、またEric先生と共同研究を行っておられる工学部知能機械システム工学科の澤田教授とのテレビ会議を通してアドバイスを頂けた事により、話者認識システムの開発を進めることが出来ました。研究の合間にはPhDの友人達とアルプスの山々を眺めながらコーヒー休憩をし、お互いの国の文化などについて語り合うなどして気分転換をしていました。 

研究に用いたNaoロボット
研究に用いたNaoロボット

友人と
友人と

フランスではレジデンスという学生寮に宿泊していたのですが、フランス出身の学生しかおらず、また英語を話せる学生がほとんどいなかったので初めの一か月はコミュニケーションをとるのが困難でした。しかし徐々に仲良くなり、レジデンスでパーティをしたり、一緒に映画やアニメを見たりと、このレジデンスに入ってよかったなと思えるようになりました。また私は香川大学に国際インターンシップ生として来ていた学生と仲良くなっていたため、休暇中にはリヨンやトゥールーズの彼らの実家に遊びに行くこともありました。

アヌシーの街並み
アヌシーの街並み

友人の家族と
友人の家族と

私自身、国際インターンシップに参加するにあたって、不安に思うことも多くありました。しかし考えるよりもまず行動を起こしてみればなんとかなりました。国際インターンシップへの参加を迷っている学生の方はぜひ行動を起こしてみてください。たった数カ月の国際インターンシップですが、自分の想像以上に多くの事を学べ、今後の人生においても非常に価値のある経験をすることができ、人間的にも成長させてもらえると思います。自分にとって不利益になることは決してありません。

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