平成２０年１０月中旬から１１月２５日まで公募していました超小型人工衛星「香川衛星ＳＴＡＲＳ」の愛称 が「ＫＵＫＡＩ」に決まり、工学部にて１２月１５日（月）１３時から記者発表会を開催しました。これは、同日の午前中に愛称審査委員会を開催し、厳正なる 審査を経て応募３６６件の中から１点を選考したものです。愛称選考委員は、一井眞比古学長、伊藤寛工学部長、能見公博准教授、山本研究員（能見研究室）、 香川インテリジェントパ－ク交流推進協議会　平田喜一郎会長、（財)かがわ産業支援財団　蓮井進副理事長（兼）専務理事、日本宇宙少年団　岡内尊重香川小 惑星分団長の７名でした。
   応募数のうち最も多かったのが「オリーブ」で、類似名称を含めて４６件の応募がありました。「ＫＵＫＡＩ」は類似名称 を含めて１３件と応募数では第３位でしたが、採点方式の審査で最も得点を集め、決定しました。
   「ＫＵＫＡＩ」は香川出身といわれる空海に由来し た名称です。空海が世界（唐の国まで）に出かけて偉業を成し遂げたことに因み、ＳＴＡＲＳも世界的に成果を出して活躍してくれることを願いました。 ＫＵ－ＫＡＩと離して書くと、２台の衛星がひもでつながれている状態を表すことが出来ますし、親機と子機をそれぞれ、「ＫＵ」と「ＫＡＩ」というふう呼ぶ ことも出来ます。「ＫＵ」（空）は全てを含む抽象的概念であり、「ＫＡＩ」（海）は色（しき）を意味し、人工衛星名称の場合には、地球又は本学部を表しま す。また、「ＫＵＫＡＩ」のアルファベットは、Kagawa University Kinetic Aero-Intelligence の頭文字であるとも言えます。
   なお、「ＫＵＫＡＩ」の他、審査委員会で最終候補に残った「げんない」「オリーブ」に応募して下さった方の中か ら、抽選により１０名の方に香川大学グッズをプレゼントすることが決まりました。
  さて、来年１月２１日にはＨⅡＡロケットに搭載され、 「ＫＵＫＡＩ」が、ついに宇宙へ飛び立つことになっています。偉大なる空海にあやかり、天高く羽ばたいて欲しいと願っています。

 

愛称決定関連のニュースは、以下の報道機関で報道されました。
?テレビ局 （12月15日放送分）
  岡山放送ＯＨＫスーパーニュース／山陽放送イブニングニュース／瀬戸内海放送ＫＳＢスー  パーＪチャンネル

 ／テレビせとうちザ?ニュースＴＳＣ／西日本放送ＲＮＣＮｅｗｓリアルタイム
?新聞社
  山陽新聞（12月16日付28面）／産経新聞（12月16日付26面）／四国新聞 （12月16日付24  面）

 ／朝日新聞（12月17日33面）