○香川大学テニュアトラック制に係る中間評価及びテニュア審査に関する要項
平成28年3月15日
(趣旨)
第1 香川大学教員のテニュアトラック制に関する規程第13条の規定に基づき、テニュアトラック教員(以下「教員」という。)の中間評価及びテニュア審査に関して必要な事項を定める。
(審査委員会)
第2 審査委員会(以下「委員会」という。)は、次に掲げる委員をもって構成する。なお、教員の採用時の選考委員が含まれるよう配慮することとし、メンター教員等は除外するものとする。
(1) 部局等の長
(2) 教員の専門分野を含む教授又は准教授 3名以上
(3) 教員の専門分野に関連のある教授又は准教授 1名以上
2 委員会に委員長を置き、前項第1号の部局等の長をもって充てる。
3 第1項第2号に規定する委員には、教授相当と認められる外部有識者を1名以上含むものとする。
4 委員会は、審査を行う教員毎に設置するものとする。
5 委員会は、委員の3分の2以上の出席がなければ開会することができない。
6 中間評価は、教員の採用後、2年6か月を経過する日までに終えるものとし、テニュア審査は、教員の任期が満了となる日の6か月前までに終えるものとする。
(審査書類)
第3 委員長は、中間評価及びテニュア審査にあたり、次の各号に掲げる書類を教員から提出させるものとする。
(1) 研究計画書
(2) 中間成果報告書
(3) 最終成果報告書(中間評価時は除く。)
(4) 教育研究業績一覧
(5) 研究業績に係る論文別刷り
(6) その他委員長が審査に必要と認める書類
(審査方法)
第4 審査は、書類審査及び面接審査により、次の各号に掲げる項目について、別表を指標として総合的に評価するものとする。
(1) 研究マネジメント能力、教育指導能力
(2) 研究業績(研究計画の達成状況、論文投稿数、学会発表数など)
(3) 外部資金獲得実績
(4) 特許出願、知的財産等に関する実績
(5) 部局等運営及び社会的活動等の実績
(6) その他審査おいて必要と認める実績
2 委員会は、研究業績について外部専門家によるピアレビューを行う。
3 中間評価及びテニュア審査においては、教員のテニュアポスト付与の可否を議決することとし、出席者の過半数の賛成をもって可とする。
(審査結果)
第5 委員長は、結果報告書(別紙様式1)を役員会に提出し、テニュアポストの付与について、役員会の議を経て学長が決定する。ただし、中間評価時は、テニュアポストの付与が見込まれる場合のみ、結果報告書を役員会に提出する。
2 委員長は、中間評価及びテニュア審査の結果について、結果通知書(別紙様式2)により、教員に通知する。ただし、前項の規定により役員会の議を経た場合は、学長の決定を受けて、教員に通知する。
(異議申立て)
第6 教員は、審査結果に異議がある場合、結果が通知された日から10日以内に、委員長に対してその理由を明らかにした書面をもって異議を申し立てることができる。
(審査時期の変更)
第7 教員が次に掲げるいずれかの休業等(以下「育児休業等」という。)を取得する場合は、教員の申し出に基づき、中間評価及びテニュア審査の実施時期を教員の任期の範囲内で変更することができる。
(1) 出生時育児休業、育児休業
(2) 産前休暇、産後休暇
(3) 介護休業
2 前項の規定により、中間評価の実施時期を変更した場合は、テニュア審査の実施時期を、中間評価の実施時期から1年以上(育児休業等の期間を除く。)の期間を空けて実施するものとする。
(雑則)
第8 この要項に定めるもののほか、教員の中間評価及びテニュア審査に関し必要な事項は、別に定める。
附則
この要項は、平成28年3月15日から施行する。
附則(平成29年6月26日)
この要項は、平成29年6月26日から施行する。
附則(华人策略论坛,华人策略网站元年5月1日)
この要項は、华人策略论坛,华人策略网站元年5月1日から施行する。
附則(华人策略论坛,华人策略网站4年10月1日)
この要項は、华人策略论坛,华人策略网站4年10月1日から施行する。
附則(华人策略论坛,华人策略网站4年12月1日)
この要項は、华人策略论坛,华人策略网站4年12月1日から施行する。
別表
中間評価における評価指標
評価指標 | テニュアポスト付与の可否 |
計画以上の実績が上がっており、今後、大きな成果が期待できる。 | 「可」 香川大学教員のテニュアトラック制に関する規程第9条第5項の規定に基づき、テニュアポストの付与が適切である。 |
計画どおりの実績が上がっており、今後、成果が期待できる。 | 「否」 引き続きテニュアトラック期間とし、テニュア審査に進むことが適切である。 |
計画どおりの実績が上がっていないが、今後、成果が期待できる。 | 「否」 引き続きテニュアトラック期間とし、テニュア審査に進むことが適切である。 |
計画どおりの実績が上がっていない。または、今後、成果が期待できない。 | 「否」 進路変更の検討を促すことが適切である。 |
テニュア審査における評価指標
評価指標 | テニュアポスト付与の可否 |
計画以上の実績が上がっており、今後、大きな成果が期待できる。 | 「可」 テニュアポストの付与が適切である。 |
計画どおりの実績が上がっており、今後、成果が期待できる。 | 「可」 テニュアポストの付与が適切である。 |
計画どおりの実績が上がっていない。または、今後、成果が期待できない。 | 「否」 任期満了とする。 |