防災士を目指す学生&社会人の養成講座のリポート続報です!
2学期にはじまった「防災コンピテンシー養成講座」という授業では、各分野の専門家が自然災害や様々な危機への予防?対応について講義します。この科目は1学期の「防災リテラシー養成講座」と対になる科目で、この2科目を修了すると『防災士』試験の受験資格が得られます。
この授業の担当者である長谷川修一教授(工学部?危機管理研究センター)いわく、「受講生はほぼ全員1学期の『リテラシー』も受講しています。防災士への関心の高さがうかがえます」とのことです。
◆第2回「被害想定とハザードマップ」
講義は、実際に公開されている被害想定とハザードマップを使って行われました。
香川大学周辺をはじめ、香川県の被害予測を真剣に見つめる学生たち。
これらの資料はどうやって作られているのか。どのように活用すべきなのかについて学びました。
講義後のアンケートでは、
「ハザードマップから読み取れることの多さにびっくりした」
「災害についてだけではなく、自分の住んでいる場所の情報を知らないといけない」
などのコメントが寄せられました。
一方で「ハザードマップをうのみにするのは危険ではないか」といった意見も。
これについて長谷川教授は「まったくそのとおり。ハザードマップはあくまでも想定にすぎません。重要なツールで活用すべきものですが、それに頼り切らず臨機応変に対応できる、そんな人材を育てるのがこの授業の目的です」と語っていました。
今後も防災コンピテンシー養成講座では、防災に関する正しい知識と技能を学んでいきます。
(リポーター:学務グループ 林裕樹)
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