香川大学と四国内の7大学が連携して提供しているe-Knowledgeコンソーシアム四国(通称:eK4)の教育プログラム「四国学」。
「四国学」では、文化、地域史、産業、自然環境など、様々な面から四国の成り立ちと今を学び、将来の地域づくりを担う人材の育成を目指しています。
このプログラムについて、eK4事務局長の林敏浩先生(香川大学総合情報センター教授)に話を聞きました。
「四国学の大きな特徴は、eラーニングという学習方法です。eラーニングはインターネットを通じて講義映像を視聴したり、レポートを提出したりできます」
講義映像は視聴期間なら、いつでも何度でも見ることが可能で、高速なインターネット環境があればどこからでもアクセスできます。
学生は、通常の講義より自由に時間と場所を選んで学ぶことができる仕組みです。
「時間割の違う大学、遠方の大学の授業も受けられることが最大のメリット。各大学の得意分野、最新の四国学を受講できます」
林先生は四国内の大学がつながりを強くすることで、より良い学習環境を提供できればと語っていました。
しかし課題もあります。
「eラーニングは学生の積極的な学びの姿勢がかかせません。そのため、学生を飽きさせないような工夫をしています。僕はお遍路先で講義映像を撮ったのですが、セッティングも撮影も自分一人。まわりの視線が気になりましたね~(笑)」
それでも、学生の学習意欲を刺激する講義をと意欲を燃やす林先生。
人材育成だけでなく、「四国学」に関するコンテンツを広く活用するためのアイデアもこれから形にしていきたいとのことでした。
(リポーター:学務グループ 佐藤亜沙美)
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