12月9日(月)、サンポートホール高松 第1小ホール(ホール棟4?5階)(YouTubeによるオンライン同時配信)にて、「2024年度 香川大学危機管理シンポジウム 考えよう!あなたの暮らしのリダンダンシー ~明日はわが身。ライフラインの備えについて一緒に考えてみませんか!~」を開催し、県内外から210名(会場74名、オンライン136名)の方に参加をいただきました。

本シンポジウムは、上田学長の主催者挨拶から始まり、国土交通省四国地方整備局統括防災官 和泉 雅春氏、 香川県危機管理総局次長 萬藤 満氏及び高松市総務局危機管理課主幹 木村 哲也氏に来賓挨拶をいただきました。続いて、金田副機構長が機構の活動状況について報告した後、アウトドア防災ガイド あんどう りす氏による「暮らしながら備える アウトドアの防災術 ~やってみる人から伝える人になるヒント」と題した基調講演を行いました。あんどう氏からは、日常生活でも実践でき、つい人に教えたくなる数々の防災術を、観客参加型のデモンストレーションやAR(拡張現実)を用いながら、わかりやすく工夫を凝らしご紹介頂きました。また、昔の常識は今の非常識、情報のアップデートの重要性について具体的な暮らしの事例を示しご提言いただきました。次に、長谷川副機構長がコーディネーターとして、「いのちを守るライフラインの備え」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。パネリストからは各専門分野の視点から、自助?共助におけるライフラインの備え、公助への提言について、示唆に富んだ情報や提言を発信していただきました。最後に、吉田機構長の閉会挨拶で締めくくりました。

南海トラフ地震の縮図とも言える能登半島地震の教訓からも、私たち自身が知恵や工夫を凝らしながら、自助や共助でまかなっていける暮らしのリダンダンシーを考え?備えておくことは大いに重要であり、参加いただいた地域の方々の防災リテラシーと防災意識の高揚に貢献することができる意義のある内容となりました。

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