? ?9月22日(金)、9月末に任期満了する筧善行学長の退任記者会見が幸町キャンパス(オリーブスクエア2階の多目的ホール)にて行われました。
? ?筧学長は会見冒頭で、任期の半分以上にわたる3年以上を新型コロナのパンデミックの影響を受け、かつて経験したことのない大学運営を強いられましたが、困窮学生への緊急支援で、県内外の方や法人から多大な寄附をいただいたことに対し、改めて謝意を表しました。

? ?そして、コロナ禍で増えたオンライン会議からDX推進が加速化し、DX分野において大学では抜け出た成果を出すことができたことを「ピンチがチャンスになったという気すらしている。」と振り返りました。

? ?また、任期中、創造工学部の設置をはじめ、社会ニーズに合わせた多くの改革を推進しました。特に、文理融合型の新しい大学院創発科学研究科については、来年春には博士後期課程の設置が決定されたことについても触れ、人生100年時代の社会人の学び直しの場としても期待を込めました。

? ?形として現れ始めた多くの成果のうち、研究分野では、希少糖研究の拡大化、微細構造デバイス研究の新価値創出、赤外分光イメジング研究、SDGs研究の根幹となる海域環境改善研究等の紹介を。教育分野では、DRI教育の成果として、学生の相次ぐ受賞ラッシュの紹介や、教員チームが心理的安全性AWARD2023において最高位のプラチナリングを受賞した事等を紹介しました。

? ?会場に集まった多くの記者からは、筧学長の6年間の活動?業績等について、活発な質疑応答が行われ、これからの大学の学生像について、「常識にとらわれない、愛情たっぷりで希望を持って活躍する、へこたれない人物であって欲しい。自ら提案できる、いざというときに役に立つ学生であって欲しい。」と述べるともに、教職員に対しては「これからの大学具体的なイメージを全員で考え、新学長の下でそこに向かって行ってほしい」とエールを送りました。

? ?そして、香川大学に残せたものとして「世の中の人に『香川大学の学生が何かやろうとしているな』というイメージを少しはつくれたのではないか。大変楽しい6年間だった。」と笑顔で振り返りました。