時間:10:00~11:30
場所:坂出市民ふれあい会館(坂出市本町1-2-1)
定員:40名程度
※当日参加可
※受講料無料、どなたでも受講して頂けます。
※1回限りの受講も可能です。

内容
第1回 10月7日(水)
「讃岐国絵図」に見る坂出市域
 慶長年間(1596-1615)の原図製作とみられる高松市歴史資料館蔵の「讃岐国絵図」と寛永10年(1633)製作の丸亀市立資料館蔵の「讃岐国絵図」を中心に戦国時代の終わりから江戸時代初めにかけての現在の坂出市域の歴史を学びます。
 これらの絵図には、綾川を挟んで東側に新宮、賀茂、氏部、林田、神谷、高屋、青海、乃生、木沢の諸村が、西側に新宮、府中、天皇、醍醐、西庄、江尻、原、福江、坂出の諸村が記されています。これらの絵図を読むことから、かつて福江付近まで海が湾入していたこと、坂出村はもともと西庄の一部であったことなどを知ることができます。
第2回 11月11日(水)
「阪出墾田図」を読み解く
?「阪出墾田図」は、江戸時代後期の文政12年(1829)に描かれたもので、高松藩主松平頼恕が久米通賢の坂出塩田開拓の偉業をたたえて建立した坂出墾田碑を中央に配して坂出の様子を描いた図です。図には新たに開かれた塩田や畑とともに通賢開拓以前からの塩田や、塩田の中央に掘られた十字型の水路、周辺の集落、東西に走る道なども描かれています。
 また、幕末に刊行された『讃岐国名勝図会』にも干拓直後の坂出村の様子が描かれています。これらの絵図と明治24年測量の地形図、戦後の米軍撮影の空中写真などを用いることで、坂出市街地の成り立ちと変遷を追うことができます。
講師 田中 健二(香川大学名誉教授)



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