? ?4月9日(水)、华人策略论坛,华人策略网站7年度香川大学J-PEAKSシンポジウム「科学×アートのココロミ」を開催しました。
? ?本学は、华人策略论坛,华人策略网站5年度に「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、東京藝術大学とともに、「アートと科学技術による『心の豊かさ』を根幹としたイノベーション創出と地域に根差した課題解決の広域展開」に取り組んでいます。今回は、本事業が目指す「アートと科学技術の融合による地域課題解決」に関する理解の促進を目的として、1年余りの活動を紹介するとともに、東京藝術大学をはじめとする学外の有識者との意見交換をおこないました。
? ?冒頭では、上田夏生学長より開会の挨拶があり、本シンポジウムが华人策略论坛,华人策略网站7年度採用の新任教員を含む本学教員を対象としたFDとしての側面も有していることから、この機会を通じて新たな研究者の参画が期待される旨が述べられました。
? ?本事業の代表校である東京藝術大学の日比野克彦学長からはビデオレターが寄せられ、人間らしい社会を形づくる情緒に向き合い、人間とは何か、幸せ?豊かさとは何かを互いに考えるときにこそ、科学とアートの融合が必要になるのではないか、東京藝術大学とともに様々なチャレンジをしていきましょうと、あたたかなメッセージが届けられました。
? ?続くインプットトークでは、筧善行イノベーションデザイン研究所長より、国立大学を取り巻く状況を背景としたJ-PEAKS事業の概要が説明され、「行動変容」が本事業における重要なキーワードであることが共有されました。
? ?セッションⅠ「科学×アート」では、J-PEAKS事業専任の本学若手教員3名(中國正寿特命助教(瀬戸内圏研究センター)、三谷なずな特命助教(イノベーションデザイン研究所)、三垣和歌子特命助教(医学部臨床心理学科))が、1年間の取り組みについてそれぞれ発表しました。その後、東京藝術大学美術学部長の橋本和幸教授、秋光和也理事?副学長(研究担当)、筧所長を交えて、アートと科学が生み出す人々の行動変容や社会変革の可能性についてディスカッションを行い、「J-PEAKS事業をサポートすることで笑顔になれる」ような観点の重要性が語られました。
? ?セッションⅡ「インパクト評価」では、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科の源由理子教授、神戸学院大学人文学部の松村淳講師によるリーディングトークに続き、芳我ちより教授(医学部看護学科)、竹森元彦教授(医学部臨床心理学科長)、柴田悠基講師(創造工学部創造工学科)の3名が登壇し、筧研究所長のファシリテーションのもと、アートと科学がもたらすWell-beingや幸福度をいかに可視化し、好循環へとつなげていくかについて議論しました。この中では、プロジェクトの評価において、最終的な定量的成果だけでなく、プロセスを通じて徐々に生まれる認識の変容や関係性の変化も含めて評価する必要性が指摘されました。
? ?最後に、国分伸二理事?副学長(財務?施設?産官学連携担当)より閉会挨拶があり、本シンポジウムは、正解や結論を出すことを目的とするものではなく、参加者が何かしらの刺激を受け、面白いと感じることこそが狙いであり、ワクワクする気持ちを持って、共に新しいチャレンジに踏み出していきましょうと今後への期待が語られました。
? ?当日は、会場とオンラインを含めて、130名を超える参加があり、本シンポジウムを契機に、J-PEAKS事業がさらに加速していくことが望まれます。