Bonsai☆Girls Project(略してBGP)は、女子大生の目線から高松盆栽の魅力を発信することを目的として2012年に結成されました。現在は、1年生2人、2年生12人、3年生6人、4年生1人の計21人で活動しています。
香川県はうどんが有名ですが、実は盆栽の産地としても知られています。特に高松市の鬼無?国分寺地区は、松盆栽の全国シェアの約8割を生産しています。しかし、その認知度は低く、国内どころか県内でも高松盆栽の存在を知らない人が多いのが現状です。また、盆栽に対する世間のイメージは「男性?高齢者?高価」といった若者や女性には親しみにくいものであり、地場産業として後継者不足の問題も抱えています。そこで、世間のイメージとは真逆の私たち女子大学生が、私たちならではの視点で高松盆栽をPRすれば、親しみにくいイメージを打破できるのではないかと考え、活動を始めました。私自身、盆栽×女子大生という不思議な組み合わせに興味を持ちBGPに加入しました。BGPのメンバーは全員が盆栽初心者ですが、それぞれ活動していくなかで、盆栽のかわいさや美しさに魅了され、いまでは高松盆栽を発信する活動にやりがいを感じています。盆栽初心者の女子大生だからこそ気づくことのできる魅力や生まれるアイデアが活動に生かされていると思います。
現在は、小学生から高校生までを対象としたワークショップの開催、フリーペーパーの作成、SNSによる情報発信など若者や女性をターゲットとした活動を主として行っています。
しかし、結果が出ず悩むことも多々あります。なかでも、フリーペーパーの作成は昨年度から新たに始めた取り組みで、前例がないために苦労した場面が多かったです。昨年度は、盆栽のあるカフェへの取材のみに限定して記事を作成していたため、内容のマンネリ化や取材先探しで難航することがありました。さらに、手に取った方の反応を知る手段を用意しておらず、正確な効果を測ることができませんでした。これらの反省点を踏まえ、メンバーで意見を出し合い、今年度はより幅広いテーマの記事作成、アンケートの実施を行いました。記事の幅を広げたことで、活動が制限されたコロナ禍でも盆栽スイーツづくりや盆栽映え対決など、ステイホームで盆栽を楽しむ方法を記事に取り上げ、状況に応じた柔軟な活動を行うことができました。
また、BGPの活動を通して、仲間の存在の大きさを感じることができました。壁にぶつかれば意見を交わし、何かを成し遂げたときには喜びを分かち合えるメンバーがいるからこそ、これまで前を向いて活動を続けることができました。今後も高松盆栽の魅力を女子大生ならではの視点で発信し、地域活性化に貢献できるようメンバー一同邁進してまいります。
経済学部2年 小林由佳
今年度から新たな試みとして高校生向けのワークショップを実施。苔玉づくりに加えて大学生活の紹介や受験のアドバイスも行いました。楽しそうに苔玉を作ってくれたり、大学について沢山質問をしてくれたりととても有意義な時間になり大成功でした。
子供向けワークショップ。小学生を対象に地域のコミュニティセンターで開催しています。苔玉づくりは意外と力が必要で難しい工程もありますすが、いつも真剣に説明を聞いて素敵な苔玉を作ってくれます。完成したときの嬉しそうな笑顔には私たちも元気をもらっています。
盆栽を季節のイベントに合わせて飾りつけしインスタ映えする写真を撮影しました。テーマはハロウィンです。この様子を記事にし、フリーペーパーに掲載しました。
香川のタウン情報誌「komachi」で連載をしています。他にもテレビやインターネット記事、SNSなど様々な媒体を用いて情報発信を行っています。インスタグラムは1.3万人フォロワーを超えました!
香川県には盆栽のあるおしゃれなカフェがあり、BGPが取材をしてフリーペーパーで掲載しています。若者や女性が盆栽に興味を持つきっかけとなるようなおしゃれなカフェばかりです。
盆栽教室です。BGPのメンバーはお世話になっている盆栽作家さんのもとで定期的に盆栽についての知識や苔玉?盆景の作り方を教わっています。ここで得た知識をワークショップに活かしています。
盆栽教室で作った盆栽=My盆栽との写真です。やっぱり自分で作った盆栽は特にかわいく見えます!My盆栽はメンバーが各自、家に持ち帰って大切に育てています。