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地球の平均気温が上昇して様々な影響が懸念されますが、そのうちの一つは野菜の栽培で品質と収量が低下することが指摘されています。私たちの身の回りでみると、香川県で生産量の多いレタスは高温条件に敏感に反応して大きなダメージを受けることが知られています。レタスは高温条件に曝されると茎が伸び、外観品質が著しく低下するからです。私たちの研究では、環境保全に配慮した持続的食料生産を目指しつつ、高温下であっても光を照射するだけでレタスの茎の伸びが抑えられること、この効果は照射する光の色(波長)と照射のタイミング(EOD:end of day)によって異なることを見出しました。現在は、野菜生産に及ぼす温暖化の悪影響を大幅に軽減する技術開発をさらに進めています。

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担当者

奥田 延幸
区分:教員
職名:教授
所属:農学部