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メタンは日本の農林水産部分野からの温室効果ガス排出量の46%を占めていますが、その内訳は稲作が54%、家畜の消化管内発酵(げっぷ)が46%です。水を張った水田では土壌中の嫌気性細菌であるメタン生成菌が生成したメタンが大気中に放出されますが、畑のように酸素がある土壌環境ではメタン生成菌は活動できずメタンは発生しません。当研究室では、イネを点滴潅がいを用いて畑地状態で栽培することでメタンの排出量をほぼゼロにし、さらに、窒素肥料の与え方も工夫して亜酸化窒素の排出量も削減する研究を行っています。(点滴潅がいとは、外径20mm程度のチューブに等間隔で設けられた吐出孔から水を滴下させて、植物の株元に少しずつ水を与える潅がい方法です)。

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担当者

名字 豊田 正範
区分:教員
職名:教授
所属:農学部

学外パートナー

北海道大学