平和で公正な社会を実現するために、国際社会では武力紛争に対処する目的で軍事力が使用されることがあります。国際社会の秩序を形成している国際法では、個別国家による武力行使は一般に違法とされますが、自衛の場合や国際連合をはじめとした国際機構による集団的な行動、平和維持のための武力行使は禁じられていません。そして武力紛争時に適用される国際法によって、適正な武力行使のあり方がルール化されており、違法な軍事行動の加害者(国)は法的責任が追及される仕組みになっています。私の研究内容は、国際平和のために軍事力をどのように法で統制して用いるかという問題意識から、国際機構の平和維持機能を中心に日本の役割も含めて、平和と安全保障の分野を研究しています。
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担当者
山本 慎一
区分:教員
職名:教授
所属:法学部