イオン液体は、イオンのみからなる液体で、一般に室温で液体、不揮発性、不燃性など、様々な面白い性質を有する物質です。 SDGsの観点から持続可能な資源であるバイオマスの一つとして地上に豊富に存在するリグノセルロース系材料の生化学的分解法の開発に大きな関心が集まっていますが、セルロース化合物は高度に酸化された化合物であるため分解が難しいのが実情です。そこで、イオン液体とラッカーゼという酵素を使うと環境負荷が少なく、かつ安全に付加価値の付加価値の高い分子を得ることができ、持続可能な化学の実現に貢献することができます。有用なイオン液体に興味を持ってもらうためにサイエンスイベントで液体の磁石を作るという楽しみながら学べる実験を紹介します。
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担当者
高木 由美子
区分:教員
職名:教授
所属:教育学部