低年齢化するインターネットの利用において、危険を回避して利便性を享受するための情報モラル教育が小学生に対して必要視されています。
香川大学の学生で構成するサイバー防犯ボランティアSETOKUが教育活動の一環として今年度、高松市立小学校4校でセキュリティ授業を行いました。高松市少年育成センターと連携し、トレンドマイクロ株式会社の支援を受けて2022年度から始めたもので、これまでに8回実施しています。
児童に身近となったインターネットにおける「ネット課金」「炎上」「SNSなどネット上の出会い」を取り上げ、それぞれ仮定したトラブル学生が演じて、どこで間違えたのか、何がいけなかったのか児童が自発的に話し合いました。
「危険を知った上で正しいインターネットの使い方を学ぶ」ことを狙いにした授業で、児童からは「課金を考える前に親に相談しようと思った」や「うそや嫌がらせは書き込まないようにしたい」という感想が寄せられました。
高松市立香南小学校でのセキュリティ授業
寸劇を交えてネットトラブルを説明
児童から意見を引き出すSETOKUメンバーの学生
児童は気を付ける点をワークシートに書いて、復唱
高松市立塩江小学校など全4校で実施